Culture | アセアン文化講座「タイ料理講座」レポート

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タイ料理は白ごはんに合うのか!?

料理教室には男性2名を含む17名が参加されていました。ベテラン主婦風の方もいらっしゃれば、料理教室に参加するのもはじめてという方までさまざまです。

生徒さんがチャレンジしたのは、麺料理の「センヤイ・ラートナー・ムー」、タイ風オムレツの「カイ・ヤッサイ」、ツナノスパイシーサラダ「ヤム・プラー・ツナ」の3品。

There were 17 students in the Thai cuisine course, including two male students, mixed with experienced housewives and people who had just started to learn the mysteries of the art of cooking. The menu consisted of a noodles dish, Thai omelet, and tuna spicy salad.

IMG_2404オムレツは四角い形も可愛らしくて目を引きましたが、お皿にもりつけると飾りも素晴らしいもの。この野菜の彫刻(カービング)もタッサニー先生によるもの。
目にも楽しいタイ料理の試食にトライしましょう。&Rice取材班は、特別に日本の白ごはんを持ち込ませていただきました。

麺料理のセンヤイ・ラートナー・ムーはエスニック風味で十分においしく、タイ風オムレツのカイ・ヤッサイにいたっては日本の食卓にあがっても、さほど違和感がないような親しみやすいおいしさです。ヤム・プラー・ツナはスパイシーサラダというだけあって強烈な辛さ。味も独特でこれは好みが分かれそうです。
「美味しい。甘くて、酸っぱくて、辛くて、タイ料理は一度食べたら病みつきになりますね」
と、生徒さんたちは顔をほころばせ、ご家庭でもチャレンジされる様子。

The crew of the & Rice brought Japanese white rice to the classroom to try with the three Thai dishes. Surprisingly, the combination was better than expected, even though the food, specially the tuna salad, was quite hot and spicy.

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一方、あえて日本スタイルの白ごはんを持ち込んだ&Rice取材班は、食文化の違いをはっきりと感じ取ることができました。
「タイ料理はさらっとしたタイ米のご飯とまぜて食べることが前提の料理。ご飯を別に食べる日本のスタイルとは合わないし、甘みのある日本米とタイ料理の辛さは喧嘩をしてしまう」
もちろんタイ料理と日本料理に優劣などありませんが、同じ「お米」を中心にした料理体系でありながら、両者の違いは驚くほど鮮明でした。
熱帯に属し四季ならぬ三季(暑期、雨期、乾期)のタイと、温帯の日本。様々な風土や歴史の違いなどから、同じ世界有数の「お米の国」にまるで別の料理文化が花咲いたのでしょう。
他者を知ることによって、自分自身の姿もよく見えてくるもの。日本の米文化、堺の食について追及する&Riceがタイ料理文化に触れることが出来たのは、大変意義のあることだったように思います。

最後に尼崎から遠路お越しいただいたタッサニー先生に堺の印象も尋ねました。すると、
「堺のスタッフの皆さんがいつもとてもよくしてくださるんです。だから、都合が悪くても堺のためでしたら、私は喜んで来たいんです」
との言葉。簡単にはできないレシピ作りなど、タッサニー先生が人一倍の事をされる背景にはそんな思いがあったのでした。

However, the best rice to be served with Thai food might be Thai rice. In a way, that should be expected, since Thai food evolved with the premise of the subtle taste and texture of Thai rice, and not the sweeter Japanese rice.  The interesting thing to notice is the great differences in both food cultures, even though rice plays a major role in Japanese and Thai cuisines, being almost equally important but at the same time very different when compared side by side. Not superior nor inferior, just different. In fact, that awareness only becomes possible when having the opportunity to come into contact with other cultures.

Finally, we asked Ms. Tassanee about her impression of the city of Sakai. “The staff here is so helpful and nice. So if my schedule allows, I will always come  here!”

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食を通じて生まれた人と人のつながりから、国境を越えた文化と出会い、私たちの食卓が豊かになっていく。アセアン文化講座のような試みが、今後ますます盛んになることを願います。

Food connects people, and enables us to see beyond the borders. The encounters that food makes possible enrich our lives immensely. The ASEAN Culture Course has a bright prospect.

次回の「タイ料理講座」のご案内
アセアン文化講座2014
講座名 タイ料理講座
日時 5月30日(金曜)AM11時~PM2時
会場 ウェスティ(堺市立西文化会館)クッキングルーム
講師 タッサニータイカルチャーセンター代表 タッサニー村木
費用 1,500円
募集期間 5月1日~15日
定員 18人(抽選)

8月には「インドネシア料理講座」も開催されます。
URL:アセアン文化講座2014

The next Thai Cuisine course will be held at the Westy (Sakai City West Cultural Center), on May 30 (Friday) from 11 AM to 2 PM. The course will be taught by Ms. Tassanee Muraki (Tassanee Thai Cultural Center). Applications will be accepted from May 1st to 15th (Fee: 1,500 yen). There will be a draw if there are more than 18 applicants. In August, a Indonesian Cuisine course is planned to be held.

 

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