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原野牧場のウメビーフ

うす桃色の肉肌には細かく白いさしが入り、なんとも品のいいお嬢さんのようなたたずまい。
堺で生まれたウメビーフの第一印象。肉の美味しさを知るには生でと、お刺身感覚で塩かお醤油を少しつけていただけば、まさにお刺身感覚です。脂っぽさはまるで無く、程よい食感と味わいのさっぱり感。旨みだけをいただけるお肉でした。

“Ume Beef from Harano Ranch”
Light pink beef has marble pattern. It is eatable for Sashimi with a little salt or soy source.

■美味を知る人々
決して大きな敷地ではない原野牧場で生産される牛は年間で40~45頭程度。希少な「ウメビーフ」を味わったり手に入れられる場所は限られています。

「牛肉は美味しいからといって高く買ってくれるわけじゃないからね」
良く牛肉の宣伝文句に使われる「A5」などの等級は、脂肪の入り具合や肉の色や閉まり具合などを一定の基準で評価したもの。「美味しさ」という主観的な価値とは、ある程度の相関はあっても、決してイコールではありません。一般の業者が「美味しさ」を考慮して値段をつけるわけではないのです。

“Gourmet”
Since Harano Ranch produces 40 to 50 cattle annually, “Ume Beef” can be purchased at the very limited place. “Beef is not always sold because it is delicious.” There are objective criteria how to grade cattle. Generally, sellers are not able to set the high price since it is tasty.

「他の牛と一緒にされるなら、そんな相手に売っても仕方がない」
原野さんがウメビーフを卸すのはウメビーフの美味しさをきちんと評価する人々です。

地元堺の『スーパーマーケット日之出屋』は、そんなウメビーフの価値を理解する取引先でした。
「『日之出屋』で販売していたブランド牛の売れ行きが今一つで、フェアなどで扱ったウメビーフの売れ行きがすごく良かったらしい。牛肉販売の目玉商品にと考えられたんやね」
たまたまご近所ということもあって原野さんの奥さんが『日之出屋』の常連さんだったことから、買い物に来る時を待ち構えて声をかけてきたのだそうです。

“To the people knowing the value”
Mr. Harano sells their products wholesale to the people who evaluate “Ume Beef” appropriately. Hinode-ya in Saka is one of the wholesalers who know how valuable it is. “Ume Beef sold much better than other branded beef when they did a trial sale temporary the other day” The beginning of the business was a coincidence. When Harano’s wife was shopping at the store, the shop owner approached to start business.

それをきっかけに『日之出屋』でも、本格的にウメビーフが販売されることになりました。一頭買いが基本の原野牧場のウメビーフは、スーパーではあまり売れない高級部位の扱いに困ることもあり、大手ではない『日之出屋』さんでは大変ですが、それでも扱う価値を認めているのです。

飲食店では『なんばオリエンタルホテル』の旬枠料理「和ぎ(なぎ)」で原野さんのウメビーフのしゃぶしゃぶを食べることができます。
「しゃぶしゃぶは肉の良しあしがはっきり出るからね。ブランド牛でもしゃぶしゃぶはやりたがらず、すき焼きにしたがる所があるのは味がごまかせるからやよ」

いつしかウメビーフの美味しさは世間に知られるようになり、大相撲大阪場所の優勝賞品に提供をお願いされたり、取材もひっきりなしだといいます。&Riceの取材中も、雑誌で活躍する料理研究家の方から電話が入っていました。
美味しさのプロが認め「食べればわかる」ウメビーフ。色んな料理で楽しめますが、まずは味の良さがわかる生食やしゃぶしゃぶなどシンプルな方法がおススメでしょう。一度ご賞味あれ。

※原野牧場での直販もあります。

The cause of the sales result Hinode-ya came to sell “Ume Beef” genuinely
Hinode-ya is managing to sell “Ume Beef” including high quality parts which rarely deal in at the super market.
You can taste “Ume Beef” at the restaurant NAGI in Nanba Oriental Hotel. “Shabu-Shabu reveals the quality of beef.”
As becoming “Ume Beef” popular among the people like offered to one of the prizes for Sumo tournament, Mr. Harano gets lots of interviews.
“Ume Beef” having a professional guarantee and quality, you can enjoy it various ways however, I want you to try eating simply fresh or Shabu-Shabu.
*You can by Ume Beef in Harano Raunch directly

原野牧場
〒590-0829
堺市堺区東湊町4丁228
TEL/FAX 072-241-5589

【撮影協力】
酒菜の肴 遊食家
〒599-8236
大阪府堺市中区深井沢町3136 シャルムメゾン高橋1F
TEL:072-281-3006
http://www.yushokuya.info/

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