Interview | 竹山修身堺市長対談 【後編】

出る杭は伸ばす!

竹山「『同じ釜の飯を食う』というように、一緒にご飯を食べると腹を割って話ができます」
樋口「平等に、フランクに話ができるようになりますね」
竹山「ご飯を食べている時の、人間が無心になった時の言葉が本当の言葉です。そういう団らんの中で美味しいものを食べて本音が言えるということが、食事の効用と醍醐味やと思いますね」

樋口「先日、九州に行ってきました。大分県中津市は「唐揚げの聖地」として、市をあげて盛り上げています。市のホームページに「中津市からあげマップ」というのをアップしており、私もそれを見ながら中津市を巡りました。
これから私たちは堺市の美味しいものを探して紹介していきます。いつか「堺市食べ歩きアップ」のようなものも作りたいと思います。ぜひご協力ください。」

竹山「これまで行政は特定のお店などを取り上げないようにしてきました。しかし、これからは堺を盛り上げていくために、良いものは良いと『差別的に』PRしていかなあかんと思うんです」
樋口「ええ、ええ」
竹山「今日もミーティングしていたんですが、『ゲコ亭』のご主人を取り上げたい。あんなに頑張って堺の知名度をあげた人物です。美味しいものを作ってこれまでみんなを喜ばせてくれた人なのに、これまで堺は何も表彰してこなかった。今度引退されるという事なので、これを期に市長表彰しようやないかと思うているんです」
樋口「いいじゃないですか。なんでも横並びにする必要はないです。スターがいれば周りが盛り上げて、スターに引っ張ってもらえばいいと思います」
竹山「ところが出る杭を打つものが多すぎる(笑)」
樋口「他人の足を引っ張るから横のつながりも生まれない。そういうのは早くやめて欲しいですね」
竹山「これからの行政は出る杭は伸ばす、出るにまかすというプロモーションをしていかねばなりません」
樋口「私たちも出てきているんで、よろしくお願いします(笑) 出る杭を打つ人がいたら市長に柔道で投げ飛ばしていただきたいです!(笑)」
一同「(笑)」

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樋口「調べていくと、まだ商工会議所や団体に属していない小さな生産者、一生懸命丁寧に作ってはる方々が堺には沢山いる。そういう人たちにもスポットをあて紹介していくことも私たちのやるべき事だと思いますし、そういうまだあまり知られていない“堺”も発信していく中で堺をPRしていきたいんです」
竹山「ぜひよろしくお願いします」
樋口「また、堺の美味しいものをピックアップする過程で、評議会を作って試食会をすることも考えていますので、市長もお時間があれば…」
竹山「ぜひ審査委員をさせてください」
樋口「ありがとうございます(笑) 本日はお忙しい中ありがとうございました」
竹山「はい。ありがとうございました」

— Great things must be treated as so

KH: Talking about delicious things, the “mentaiko” (seasoned cod roe) from Fukuoka and the “kara-age” (deep-fried chicken) from Oita are good examples of entire cities concentrating efforts to promote their local produces.
MT: Until now, the norm was that the local administration should not promote the products from a specific farmer, or the goods from a specific shop. However, I believe that great things must be treated as so. Take for example the cook from the restaurant “Geko Tei”. He has done so much to promote the city of Sakai through his food, for so many years, but his efforts were never officially honoured by the City. I heard that he is about to retire soon. I believe it is the time for me as a Mayor to thank him for his great work.

KH: There is a deeply ingrained mentality of equality that does not incentive people to stand out.
MT: I think one of the missions of the city administration is to promote the business of people who are genuinely striving in their fields. That will certainly bring a positive effect to their fields and the whole city of Sakai.
KH: We at ‘& Rice’ will continue our quest to promote the food from Sakai to the world.
MT: And me as the Mayor and the city of Sakai will also continue making efforts to achieve the same goal. Thank you very much.
KH: Thank you very much for your time today.

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Editorial Note – 編集後記

お忙しい中、1時間あまりの時間をさいてくださった竹山市長、ありがとうございました。
2009年11月、私は竹山さんがまだ市長になって間もない頃行われた『市民と市長の「ふれあいトーク」』というタウンミーティングに参加しました。その記録が今でも堺市のホームページに記録されています。
平成21年度 第1回市民と市長の「ふれあいトーク」  http://p.tl/MG9S

今、読み返すと自分はそこで市長に「コラボして欲しい!」というような発言をしてます。
また当時の竹山市長は「市長という立場では特定のお店を推奨するようなことは難しい…」という旨の発言をなさってます。この発言を当時、少し残念に思った記憶があります。

約5年を経た今、市長とこんな風にお話させていただく機会がくるとは!
そして「出た杭は伸ばす!」との言葉! 嬉しいことです。

気さくに、ざっくばらんに何でも話してくれました。

市長は柔道六段とのこと! 柔道に紅白帯ということがあると初めて知りました。
地球上の政治家でプーチン(柔道六段)に勝てる可能性があるのは竹山市長だけか!?

「美味いもんの前では人は皆平等」そう思っています。
有名無名問わず、これからも“食”、そして“堺市”に関わる様々な方々と会って、話していきたいと考えています。

樋口恵介

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