Culture | 企画展「コメ展」レポート

「いただきます!」佐藤卓デザイン事務所
佐藤卓氏の作品はまさしく本サイト「& Rice、メシトモ」のコンセプトに通じるものがあります。
日本食が「世界無形文化遺産」に認定されても、日本人の食生活が空洞化してしまっては意味がない。※10

“ITADAKIMASU!” by Taku Satoh Design
The artwork of Taku Satoh and our “& Rice MESHITOMO” project are having similar concept. Even if Japanese food is registered as an intangible cultural asset, it is meaningless that Japanese people are not interested in what they eat.

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「ジャパン ブランド」佐藤卓デザイン事務所
多様な日本酒のラベルデザイン。ワインを飲みながらラベルを眺めるように、日本酒を飲みながらラベルを眺めてみてください。日本が誇る美しいグラフィックデザインです。※11

“JAPAN BRAND” by Taku Satoh Design
Please take a look at the label on the bottle over Sake as if you viewed the label on the bottle over Wine.
You shall see the beautiful graphic design that we Japanese are proud of.

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「コメ粒もじもじ」佐藤卓デザイン事務所
さぁ、おコメに文字を書こう!おコメに文字を書いたことありますか?いざ書くとなると何を書こうか迷います。いくつかの作品はギャラリーコーナーに展示されるので、気合をいれて挑戦してください。

“KOME TSUBU MOJI MOJI” by Taku Satoh Design
Let’s draw some characters on a grain of rice! Have you ever tried it before? It is subtle difficult to make up our mind to draw something on the grain of rice. As some pieces of work will be displayed at the gallery corner, please put the spirit into your work!

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「米になりたい」佐藤卓デザイン事務所
結びの一番は、米の文字の一部になって記念写真を撮りましょう。
食べるだけでは飽き足らない私たちの米への愛情は、自分自身が米の一部となり、米が完成することでその想いを昇華することができるやもしれません。

佐藤卓氏より最後のメッセージは、
「食べることは、実はコメ文化を育むことに参加するということでもあるのです。だから、もっとおコメを食べましょう!」※12

“KOMENI NARITAI” by Taku Satoh Design
Lastly, let’s take a picture becoming a part of Kanji character of “Kome = Rice”.
If you became a peace of the rice, you could comfort your affection for rice, because we Japanese are not satisfied with only eating.
The last message from Taku Satoh is “To eat rice is as well as to take part in the activity to develop the rice culture, I’m sure. Let’s eat as much rice as you can! ”

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まだまだご紹介したいけれど、続きは会場でお楽しみください。

Exhibition will continue…

コメ × デザイン × 未来

「デザインってよくわからないから。」と言う方こそ訪れてほしい展示です。事前の知識は必要ありません。私たちが生まれた時からずっと毎日接しているコメがモチーフなのですから。そしてもちろん難しい表情で展示を眺める必要もありません。
慣れ親しんだコメの持つ力を再発見する、いつもの当たり前なコメがデザインされている事を楽しむ、コメの可能性を新たに知る。どんな楽しみ方でもいいと思います。
見て、触って、描いて、のぞいて、最後は自分も作品の一部になってしまう。
会場からは、笑い声も聞こえてきました。
そのインタラクティブ性(双方向)の高さも手伝って、誰でも楽しめる、参加できる展示になっています。

東京近郊の方はもちろん、東京に行く機会のある方は必見です。
佐藤卓氏、竹村真一氏は「コメ展を世界に発信したい」とおっしゃっていました。※13 ぜひ世界に発信して頂きたいし、その前に一人でも多くの日本人がこの展示を見ることができればと思います。
東京での展示が終わったら、ぜひ全国を巡回してほしい、堺市でも開催してほしいと願っています。

KOME x DESIGN x FUTURE
This exhibition is advisable for those who are not familiar with design. Background information is not needed before you come.
As the motif of this exhibition is rice, which we are familiar with it every day, we don’t need to prepare anything for it. There are various ways to enjoy the exhibition such as finding the power of rice, seeing interestingly designed rice, understanding the possibility of rice. Having high interactivity, everyone can enjoy taking part in the exhibition, watching, touching, drawing and being part of piece.
It should not be missed for the people to visit to Tokyo.
Mr. Satoh and Mr. Takemura say that they want to have “KOME TEN” exhibited globally. We do hope both of them to do so, and of course we expect this exhibit visited by as many Japanese people as possible. It is worth opening this exhibit in every regions of Japan, and we are eager to have it in our city, SAKAI.

タイトル: 21_21 DESIGN SIGHT 企画展「コメ展」
会期: 2014年2月28日(金) – 2014年6月15日(日)
場所: 21_21 DESIGN SIGHT (東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン・ガーデン内)
休館日: 火曜日(4月29日、5月6日は開館)
開館時間: 11:00 – 20:00(入場は19:30まで)
*4月19日(土)は六本木アートナイト開催に合わせ、通常20:00閉館のところを特別に24:00まで開館延長します(最終入場は23:30)
URL: http://2121designsight.jp/

Title : 21_21 DESIGN SIGHT “KOME : The Art of Rice”
Terms : Friday, 28th February 2014 – Sunday, 15th June 2014
Direction : 21_21 DESIGN SIGHT (9-7-6 Akasaka, Minato-ku, Tokyo, Japan)
Days closed : Tuesday (Opening 29th April, 6th May)
Opening hours : 11:00 am – 8:00 pm (registration till 7:30 pm)

脚注一覧
※1 宮沢賢治「春と修羅・第三集」「和風は河谷いっぱいに吹く」より引用
※2 公式ガイドブック、「10 しめかざり」より一部引用
※3 公式ガイドブック、「8 コメの景」より一部引用
※4 公式ガイドブック、「16 たねとり田んぼ」より一部引用
※5 オープニングトークショーより
※6 公式ガイドブック、「17 ひと粒茶碗」より一部引用
※7 公式ガイドブック、「20 コメの暦」より一部引用
※8 公式ガイドブック、「23 KOMECTION 2014」より一部引用
※9 オープニングトークショーより
※10 公式ガイドブック、「31 いただきます!」より一部引用
※11 公式ガイドブック、「33 ジャパン ブランド」より一部引用
※12 公式ガイドブック、「35 米になりたい」より引用
※13 オープニングトークショーより

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