ナマズのブルース Catfish Blues(Rollin’ Stone)/Muddy Waters
「なんか食べ物に関する曲ないかな?」と考えていたところ、思いついたのがこの曲。
ブルースを聴いているとよく出てくる言葉、キャットフィッシュ(catfish)。日本語ではナマズです。
この曲が有名ですが「Catfish Blues」か?「Rollin’ Stone」か?どちらが正式タイトルなのかよくわかりません。
俺がナマズだったらいいのにな / 美人の女たちはぜんぶ俺のものだ / 彼女らは俺をめがけて必死に釣竿をふる…
こんな歌詞からはじまるこの曲。なんでナマズやねん?
たぶん男性のシンボルのメタファーなのでしょう。
女たちが寄ってくるらしいです。
横山まさみち先生の発想と同じですな。ブルースはこんなんばっかりです。
歌とギターは、マディ・ウォーターズ!!
“シカゴ・ブルースの父”とも呼ばれる「泥水」という名前のこのオヤっさんがおらんかったら、現代のポピュラーミュージックは違ったものになっていたはずやと思います。それぐらい最重要人物やと俺は思ってます。
この曲、1950年頃の録音やと思います。マディ30代半ばかな。今聴いても、っていうより今聴く方が凄さを感じます。この当時は、まだロックンロールは生まれてないかな?
当時としては斬新(やったはず)なエレキギターの弾き語り…少し歪んだギターの音色、親指で刻むベースライン、曲間のオブリガードのフレーズ…シンプルに聴こえるこの1曲の中に、後に繋がるロックの全てが詰まってるようにも感じます。そして当時まだ無名だったはずのマディの堂々とした歌いっぷり。渋過ぎる!かっこ良過ぎ!
後半の歌詞はこんな感じ。
お袋は親父に言ったらしい / 俺の生まれる前の話だ /
「今度生まれて来る男の子ね / その子の将来はもう決まってるの / 転がる石になるのよ。」
この辺りのフレーズを聴いて「かっこええ!」って思って、某バンドがこの曲のタイトルをバンド名にしたんやろうね。「ナマズ」とは付けへんかってんな。
ところで本題、2011年9月、俺はシカゴに行きました。
もちろん!! 食べてきました!キャットフィッシュ!
マディの弟子バディ・ガイが経営するライブハウス「バディ・ガイ・レジェンド」でのメニュー。「焼きナマズ」
今は博物館になっている「チェス・レコード」の近所のファストフードショップ で食べたのがこれ。アメリカ人の主食(´⊆`*)ゞ ポテトに隠れ気味ですが「ナマズのフライ」
ちょうどこれを食べてる時、店内のBGMでストーンズの「ブラウン・シュガー」が流れてきて非常に感慨深かった!
これまたアメリカ人の主食(´⊆`*)ゞ ポテトの方が目立ちますが、これはシカゴではなく、ニューオリンズで食べたキャットフィッシュのポーボーイ。“貧しい少年”という名のフランスパンのサンドイッチです。
これはハーレムのファストフード店で食べたもの。フライ+野菜+ライスのセット。
手前に大きく写ってるものはチキンなのですが、奥に写ってるものがフィッシュです。スパイスが濃い!素材の味を活かすというような気の利いたことは全くしません。チキンもフィッシュも結局は同じ味です。(ノ_-。)
肝心の「ナマズの味は!?」
正直なところ、とりたてて「めちゃ美味い!」というわけではないです。ただの白身魚。ほんまにあっさりしたものです。フライにしたものは、世界を食いつくす某ハンバーガー・チェーンの「フィレオフィッシュ」と同様です。
せやけど、アメリカ人の主食(´⊆`*)ゞ =肉に飽きたら丁度ええと思います。毎日、肉とポテトばっかりは嫌や。
日本で言うたらホルモンとかと同じく、マイノリティの人たちのソウルフードってことになるのでしょう。元々白人たちが食べないようなものを自分たちでアレンジして…というようなものだったのだと思います。
<オマケ> マディの墓です。
※日本語訳は下記サイトを参考にさせていただきました。ありがとうございました。
■バルカローレの「歌詞を訳しました」
http://www.nexyzbb.ne.jp/~yassum/profile.html
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