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2016年11月27日

「さかいグルメミーティング」レポート 2016.2.29

Author: , Category: 未分類, イベント, レポート
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<今回は、水なす漬けで知られる堺市の名店・伊勢屋食品の松田行雄常務の初レポートです。>

2016年2月29日、4年に一度の閏日に堺商工会議所にて開催された「さかいグルメミーティング2016」に初参加いたしました。今回はその内容をレポートいたします。

「堺の食と飲食店の面談会」と銘打った年に一度のイベントは今回で4回目。堺にちなんだ食材や食品を取り扱う生産者さん、加工業者さんと、地元の食材、食品(商品)を仕入れたい、販売したいと希望する業者さんとが気軽に話し合い、直接、見て、触れて、試食も出来るといった体感型の商談会です。「堺・泉州の大阪産(もん)マッチング商談会」も同時開催されています。

堺で68年間商売をしている私ども伊勢屋食品も、一業者として「堺の食材をもっと取り扱いたい!」「他業種様とコラボをしてみたい!」「地産地消による地域貢献を行いたい!」といったことを密かに思いつつ参加させて頂きました。

ただ、思惑と違い、私自身は極度の緊張しぃであがり症ですので、うまく皆様と話しが出来るか不安です・・・・内心ドキドキしながら会場に到着しました。

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外は寒く、天候は雨といった生憎の状態ですが、室内はたくさんの人で賑わっており、活気に溢れていました。
たくさんの人混みと各業者さんの熱気に圧倒されて、一人勝手に緊張感が高まってきました・・・
(うまく話しできるだろうか?ちゃんと相手にしてもらえるだろうか?・・・)

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まずは、大阪産(もん)6次産業化サポートセンターさんのブースを訪ねました。

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こちらでは、様々な企業さんの希望や夢を形にかえる事を行っているそうです。
まず私の目を引いたのが、「水ナス」です。弊社でも水ナスを取り扱っており、普段から水ナスの可能性を模索しております。水ナスといえば泉州地域の夏の風物詩といっても過言ではないくらい有名な食材です。しかし、生食にむいている為、賞味期限は短く、夏場のみの食材となっておりますので年間通しての提供ができない問題がありました。

しかし、こちらではその問題を解決し、水ナスを「コンフィチュール」として製造し年間通していつでも水ナスを提供できるようにしているそうです。なんて素晴らしい発想!そしてそれを形にかえる技術に感銘を受けました。

弊社としても、水ナスが一番の得意分野となっておりますので、是非一緒に水ナスの新しいカテゴリー(長期食材への加工など)へ挑戦していきたいと思いました。

次に訪ねたブースがこちら、草竹農園さんです。
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こちらもまた私の目を引いたのがきれいな水ナスです。

草竹農園さんは農家さんでありながら、独自の手法で水ナスの漬物を製造販売されています。しかも、そのぬか床の真空パック詰めは製造特許を取得。自宅で簡単にプロの味を再現できる、水ナスと糠床、容器を合わせた「水ナス糠床セット」を販売されています。

この発想もなかった・・・漬物屋として思考の革新が必要であると感じました。

そして次に訪ねたブースが、大阪南部合同青果さんです。

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こちらでは地元堺の農家さんが育てた様々な野菜の卸販売をされております。

この地元野菜は「堺のめぐみ」と称し、どの農家さんが、どういった過程で、どのような薬品(農薬)を使用し、どのくらいの量を使用したかを明確にした野菜のみが登録出来るそうです。
南部合同青果さんではこの「堺のめぐみ」を通して地産地消の推進を図っております。
弊社でも地産地消の取り組みを行いたいと考えておりましたので、こちらでのマッチングはかなり有意義なものになりそうです。

そして次に訪ねたブースが、高丸食品さんです。
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こちらは「堺の御神輿」で有名な百舌鳥八幡宮の前にあり、大変美味しい豆腐や油揚げなどの製造販売をされています。

豆乳の試飲をさせて頂きました。まろやかな口当たりながらも、大豆の味はしっかり残る濃厚な味わい。大変美味しく頂きました。「この豆乳で漬物は作れないものだろうか?」豆乳・豆腐と漬物のコラボ・・・想像はどんどん膨らんでいきます。機会があれば一緒に商品開発を行ってみたいと思いました。

他にも、コーヒー・メーカーさん、創業200年を誇る老舗醤油製造会社さん等々、様々な業者さんが参加されておりました。どのブースも大変やさしく接して頂き、“緊張しぃ”な私でも受け入れて話しを聞いて頂いたり、分かりやすく食材や食品の説明を行ってくれました。

今回参加させて頂いて感じたことは、堺には、たくさんの魅力的な食材・食品(商品)があること。そしてそれを扱う各業者の皆様の熱意の凄さ、商品に対する想いの大きさ。まだまだ堺は発展できる!ビジネスは広がると感じました。

今回出会った皆様の想いに負けないよう、弊社も今の状態が当たり前と捉えないで、より一層の革新と思考の変化を促し、今後の“メイドイン堺”の発展に微力ながら寄与出来る様に頑張っていこうと思います。

 

※次回の「さかいグルメミーティング」は、2016年12月5日(月)です。
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■堺商工会議所WEBサイト http://www.sakaicci.or.jp/

■今回、レポーターとして活躍していただいた松田行雄常務のお店「伊勢屋食品」
◎WEB http://iseyashokuhin.co.jp/
◎FB https://www.facebook.com/iseyashokuhin/

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Keisuke Higuchi
『& Rice』プロデューサー兼編集長
Keisuke Higuchi

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