堺出身の劇画作家さいとう・たかを先生の”& Rice”を探る
堺市出身の劇画作家さいとう・たかお先生。
代表作の「ゴルゴ13」が連載開始から45周年を記念して展覧会「ゴルゴ13の世界展」が開催中です。
(展覧会の日時や場所などの詳細は記事の最後です)
8月4日、記者会見と内覧会が行われ、&Riceも取材に行ってきました。
&Riceとしては、堺出身のさいとう先生に直接質問ができる絶好の機会です。
堺のこと、もちろん好きな食べ物(& Rice)についてお聞きしてきました。
まずは、テープカット。
続いて質疑応答タイムです。
– さいとう先生にとって堺とは?
本当に…申し訳ない…街なんです。「あんたは大きなっても刑務所しか行くとこないで!」
あと、東京で堺出身と言っても、どこ?と通じないことが多い。これだけ発展して大きな町になったのに知られていない。
もったいないと思いますわ。
-実は頻繁に帰って来ている
大事なのは昔ながらの友達、と語るさいとう先生。子供のころからの友達とは今もつながっていて、実は年に数度は堺に帰ってきては会っているそう。
旧友たちと過ごす時間は“さいとう・たかを”を演じる必要のない、一人の斎藤 隆夫という人間に戻ることが出来る時間。
堺市は、さいとう先生にとって「かけがえのない街」だそうです。
– ゴルゴ13で堺を舞台に?
「堺を舞台にしたストーリーを」というリクエストがありました。これには先生も「うーん」と言葉につまりながら、
「下手なこと書かれへんでしょ?」
と、ユーモアを交えながらも、適当なことは描けないという真摯な想いが伝わってくる回答でした。これはいつの日か実現することを楽しみに待つしかないです!
– さいとう先生の&Riceは?
樋口 「堺の食べ物で好きなもの。ご飯の友になるものを教えてください。」
さいとう先生 「おー、そりゃ、水なす漬ですね。」
樋口 「竹山市長と同じやないですか!」
さいとう先生のお隣の竹山市長、以前市長の&Riceをインタビューした際のお答えも「水なす漬」でした。
さいとう先生 「これはほんまに旨い。私が水なす漬を好きなのを皆知ってるから、山ほど送ってくれるんですわ。毎日毎日食べてます。さすがに毎日は…(笑)、ちょっこっと食べるのが美味しいね。」
質疑応答タイム終了後、内覧会へ。
まずは火縄銃。堺市といえば、火縄銃です。
「ゴルゴ13」 これまでのコミック全173巻展示。
1巻は特に貴重だそうで、さいとう先生も「よくそろえたなぁ」と懐かしそうにご覧になっていました。
等身大デューク東郷(183cm)の前で。
先生曰く 「この前に立つのやだなぁ・・。(笑)
連載開始当時は、183cmの男性といえば大男。それで183cmという設定にしたけれど、今や183cmといってもそんなに大男じゃなくなっちゃった」
仕事場再現コーナー。
「仕事で最高60時間起きてました。60時間寝ないで原稿渡して、それから4時間寝かせてもらって。それからまた48時間」
40年以上第一線で活躍される方のハードな日々です。
数々の名作が誕生した机。
他にも大変な貴重な原画や、ゴルゴ13が使用しているM16をはじめとする銃。歴史上の事件等にゴルゴ13が絡んだシーンの年表など、見どころは盛りだくさん。8/24まで、JR堺市駅前のさ「堺市立文化館ギャラリー」です。
最後に・・こんなところでご一緒できました!
喫煙コーナーでご一緒する事ができました!
サインまで頂いて。至福の時でした。
ゴルゴ13の世界展
開催期間 平成26年8月5日(火)~24日(日) ※月曜日は休館
開催時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
会場 堺市立文化館ギャラリー(堺市堺区田出井町1-2-200)
入場料 一般・大学生:当日券700円(前売券500円)、小中学生・高校生:当日券500円(前売券300円)
URL: http://www.city.sakai.lg.jp/shisei/koho/citypromo/golgo13/
※小学生未満無料
※障害者手帳ご提示の方無料
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