第6回ガシバル・レポート2
8月最終週の28日(木)~30日(土)。長い夏休みが終わってしまう、ものがなしさを吹き飛ばす堺東の名物イベント「ガシバル (堺東まちなか“逸品バル”)」が行われました。
“バル”とは…スペイン風居酒屋(バル)をイメージした「飲み物と逸品」を気軽に楽しむイベント。あらかじめチケットを購入し、参加店舗で用意されているバルメニューをチケットを利用してハシゴ!
ガシバルは数ある”まちなかバル”イベントの中でもメニューのレベルが高いと評判なのです。
仕事の合間を見つけ、やっとこさ2日目に参戦。マップで入念な下調べの元、いざ1件目へ。
1件目は『ちょっと贅沢屋』さん。ガシバル出展店舗の中でも一番東の方に位置しています。中心の銀座通りからはゆっくり歩いて10分くらい。こんな機会でも無ければなかなか足の向きにくい立地です。
<洗練された店内>
お楽しみのバルメニューは焼きタンシチューとワンドリンク。生ビールで乾杯の後は口の中で柔らかくほぐれるタンシチューでまずは腹ごしらえ。
<トロトロに煮込まれたタンシチュー。ビールにもワインにも合いそうです>
ついでにグランドメニューをもちろんチェック!オマールエビ、フォアグラ、活きアワビなどなど豪華な食材がリーズナブル!このお店、以前から気になっていたのですが、やはり“アタリ”のにおいがぷんぷんしています!再訪を心に決め、次のお店に向かいます。
次に入ったのは、一度は行きたかった角打ち『西口酒店』さん。パンフにも記載のあった「3たて(挽きたて・打ちたて・茹でたて)」のお蕎麦に惹かれました。入ってみると満員御礼!!沢山の酔客でひしめき合っています。入れるかなあ・・・との心配をよそにバルで来ていない常連さんが心得たように場所を空けてくださいました。
出てきたお蕎麦はちゃんと一人前分有りそうな分量がざるに盛られていました。早速一口。細めに切られた麺は歯ごたえやのどごしも最高!つるっつるお腹に入ってしまいます。お任せでお願いした日本酒(純米酒)との相性も抜群です。
<ご自慢の”3たて”蕎麦>
<ホワイトボードに書かれたメニュー。角打ちには珍しく、ワインメニューも豊富>
店内もきれいだし、奥にはテーブル席もあるし、ここももう一度行きたいお店になりました。
3軒目はニューカマーながら既に名前が売れている『2986(ニクバル)』さんにしようかと思ったのですが、あまりの行列に恐れをなし、お店の前で繰り広げられていた歌のライブを聞くだけにとどめました。
少しぶらぶら歩いてお店を物色し、銀座通りの居酒屋『八風亭』さんに入ることに。出されたのは鱧の湯引きにどて焼き。ドリンクでオーダーした生ビールは小サイズでは無く、通常サイズの中ジョッキでした。のどが渇いていたので一気のみです。
入り口の狭い間口のイメージを裏切り、中々広い店内。ここは気軽な普段使いや団体利用に向いていそうなお店です。
そしてラストはガシバル人気No.1店『蛸壺』さんをチョイスすることに。列の長さは半端ないですが、さすがに初回から参加の最古参。手際が良いのでスムーズに列が進んでいきます。
<店の前の大行列も、もはやガシバル名物>
こちらのメニューはお通しの先付け三品と鱧が入った冷やし麺ジュレかけに1ドリンク。もちろん日本酒でいただきます。
どのお料理も手抜き無く、素材も出汁も一級品の正統派日本料理。相変わらずのハイレベルです。合わせて出していただいたお酒も実にまろやかで、お料理の味を引き立たせてくれます。
ぜったい赤字ですよね?とお聞きせずにはいられません。女将さんが「たくさんの方にまずは来ていただいて、お店を知っていただくことが大事ですから」とにこやかに答えてくださいました。接客も申し分なく、間違いなく参加店舗トップのお店です。
今回もうかがった4店舗に外れなし。どのお店もたかがバルメニューと侮らない、真摯な取り組みと自信がうかがえました。その参加店舗の姿勢が参加者にも評価され、年々口コミで参加者が増えていっている原動力になっているように思います。
これをキッカケにしてリピーターが増え、街が活性化することがバルの真の目的。堺東の飲食店のレベルの高さ、食文化の深さに触れる入り口として、今後もこのイベントが機能していってくれるといいですね。
さて、実はこのガシバル。バル期間が終われば、アフターバルスタンプラリーが始まります。バル終了後の約一ヶ月間にバル参加店舗で飲食して、チケットについているスタンプカードにスタンプを押してもらいます。そのスタンプが3店舗分たまれば1,000円分の食券として、4店目のバル参加店舗で利用できるシステムです。
<がんばって3つ貯めたスタンプカード。もちろん利用させていただきました>
Yukie Tanaka
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- 第6回ガシバル・レポート2 - 2015年2月15日
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